東京都庭園美術館 朝香宮邸が生まれた時代、東京モダン生活
2020/9/27(日) 特別展最終日。東京都庭園美術館の特別展を訪れました。
※今回の展示で、撮影可の部分の写真をUPした。新館で行われた『東京モダン生活』は撮影不可。
普段であれば毎年4月頃に、元朝香宮邸(東京都庭園美術館)が公開されているのです。今年は、新型コロナウィルスの流行の為、会期が大幅に変更となりました。実は一昨年、私はこの美術館を訪れた事があります。前回私が訪れた展覧会名:ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力 会期:2018年6月30日(土)〜 9月17日(月・祝)
展示されていた写真では、朝香宮鳩彦王、允子妃(1932-33年頃)、ご家族と一緒に撮影された写真、允子妃の肖像画も展示されていました。建物は、正面玄関から第一応接室、大広間、小客室、大食堂や第一階段、書斎、殿下居間・寝室、妃殿下居間・寝室など。朝香宮邸はアール・デコ建築で素晴らしい装飾であふれていました。ルネ・ラリックが朝香宮邸のためにデザインしたガラスレリーフ(玄関の人の姿のガラスレリーフ)。
朝香宮家は1906(明治39)年3月31日、久邇宮朝彦親王(くにのみや親王)の第8王子 鳩彦王(やすひこ王、1887-1981)が、明治天皇から「朝香宮」の称号を賜り、創設した宮家との事。のちに明治天皇第8皇女 允子内親王(のぶこ内親王)(1891-1933)とご結婚されて、当初は東京・高輪にお住まいだったとか。ところが、1923(大正12)9月1日の関東大震災で御殿の洋館部分が倒壊。そのため、新御殿の建造が必要になったことから、朝香宮邸(今の東京都庭園美術館)建築に至ったとの事です。
鳩彦王が陸軍士官学校から陸軍大学校へと進み陸軍中佐となった1922(大正11)年10月に軍事研究の目的でヨーロッパ視察をしに行き、同じ頃に欧州留学していた北白川宮成久王夫妻とフランス北部へドライブ中に事故に遭われたことで、急きょ允子妃が看病にかけつけたのがフランスとの縁だったようです。
朝香宮夫妻は滞在中、1925(大正14)にパリ万国博覧会(アール・デコ博)を観覧し、その後、允子妃は新御殿建築のために当時活躍したアンリ・ラパン(1873-1939)やルネ・ラリック(1860-1945)を登用したとの事です。実際、朝香宮邸は見事な装飾であふれています。そして、允子妃のセンスの良さが伺えます。
今回は、純粋に建物公開展ということで興味を持ち行ってみました。本館で行われる展示とは別に、新館では『東京モダン生活』「東京都コレクションにみる1930年代」も同時開催されており、『東京モダン生活』では、昭和9 年や10 年頃の写真などをみても不思議と当時を懐かしく感じます。着ているモノも持っているモノも、そして家や建物も当然今とは違う。そして、その時代に自分は存在していない。だけど、当時の東京の写真を見て、人の営みがとても懐かしく感じるのでした。それは私にとって、いにしえの風景と映ったのでしょう。
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